病院ブログ
2024.11.8ブログ
秋と果物のお話
体調の変化
長かった夏が終わり、急に朝晩の冷え込みが強くなり始めましたね。
今年は秋が短く、冬の冷え込みが強いと予想されています。
朝晩の気温の変化が大きい季節の変わり目は、人と同じように動物たちも体調を崩しがちになります。
お腹の調子が悪くなり、食欲が落ちたり下痢をしたり、酷くなると嘔吐も症状として現れます。
寒さに弱い犬種・小型犬・幼犬猫・高齢犬猫ちゃんたちは、腹巻やレッグウォーマー、ペット用ヒーター、エアコンなどで寒さ対策もしっかりしてあげましょう。
いつもと調子が違うなと思ったら、あまり長く様子を見ずに病院にいらしてくださいね。
気を付けたい
果物
また、秋は美味しい物がたくさん実る味覚の時期ですが、果物の中でもわんちゃんねこちゃんにブドウは禁物です!
乾燥したレーズンも同様ですが、少量でも急性腎不全を起こし命にかかわるほどの中毒性があります。
甘いブドウはあげると喜んで食べる子が多いですが、ネギ類などと同様に「ほんの少しなら…」とコッソリあげないよう気をつけましょう。
食べてしまった時は病院に連絡の上、お早めの来院をお願いします。
他にも、柿の種を丸呑みして腸閉塞を起こす、水気の多い梨をたくさん食べすぎてお腹を壊す、食物繊維の多い林檎を食べて消化不良を起こすなど、食べ物にまつわる怖い症例は実は少なくありません。
普段と違うものをあげる時は中毒性がないか、危険性はないかを考えながら楽しんでいただけたらと思います。
それでは皆様、素敵な秋をお過ごしください♪