
病院ブログ
みなさんこんにちわ。お盆も過ぎましたが残暑厳しい日が続いていますね🔥
今日は熱中症についてのお知らせです。
ワンちゃんとお散歩に行かれる方は何時ごろに行かれていますか?早朝ですか?
陽の沈んだ夜ですか?
もしやお昼に行かれている方はおられませんよね?
環境省の発表によると、昼間太陽に照らされたアスファルトは最大60℃にも達すると言われています。
また人よりずっと低い位置を歩いているワンちゃんは、地面からの照り返し(放射熱)も受け、人より体感温度は高くなります。
つまり人よりも熱中症になるリスクが高いのです(特にフレンチブルやパグなどの短頭種や肥満気味のワンちゃん)。
お散歩に行く時は、日向で地面に触って、自分が素足で歩けるかどうかを目安にしてください。
熱中症リスクの他にも、足裏のやけどや皮膚のやけどなど、ここ数年、夏のお散歩はワンちゃんにとっては危険なレベルになってきています。
熱中症はよく卵🥚で例えられますが、聞かれたことはありますか?
卵はほとんどが蛋白質で出来ていますが、一度火を通した卵(ゆで卵や卵焼き)は蛋白質が変性し、二度と元には戻りません。
これと同じ事が体内でも起こると考えて下さい。
身体の中でも特に脳は大部分が蛋白質で出来ています。
そこに熱が加わると、卵と同じように変性してしまうのです。
重度の熱中症は後遺症が出る事も多く、麻痺が出て半身や部分不随になってしまうケースもあります。
それだけでなく、もちろん命にも関わります。
毎年少なくない人数が熱中症で亡くなっていますが、ワンちゃんにもその危険があるのです。
これからもまだ暑さが続くと予想されていますので、くれぐれもご注意ください。
また、いつもと様子が違う、例えばふらついていたり、ぼーっとしていたり、よだれが出ていたり、声掛けに反応しないなどの症状があった場合は早めにご連絡の上ご来院ください。
充分に気を付けながら残暑を乗り切っていきましょう✊